117D9

家族性高コレステロール血症〈FH〉で最も認められるのはどれか。

(a) 角膜混濁

(b) 扁桃腫大

(c) 赤血球の変形

(d) 手掌線条黄色腫

(e) アキレス腱の肥厚

正解:e

難易度:低

✕(a)LCAT欠損症では遊離コレステロールの角膜沈着により,全例にびまん性の角膜混濁が認められる.

✕(b)タンジール病は,世界的にも稀で,我が国では10家計程度の報告しかない疾患であるが,オレンジ色の扁桃腫大が特徴である.

✕(c)LCAT欠損症では赤血球膜で遊離コレステロールとレシチンの増加により膜の脆弱性が高まり,溶血による正色素性貧血,赤血球の変性が認められる.

✕(d)家族性Ⅲ型高脂血症に代表的な所見である.

◯(e)家族性高コレステロール血症に代表的な所見である.

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